京都府京田辺市からピロール農法を広める米農家

ピロール米は江戸時代のお殿様への献上米でした。

その昔、殿様専用に作られた「おひきどり米」というお米がありました。
この米は福井県福井市の灯明寺畷(とうみょうじなわて)という土地で作られていました。

それから月日が経ち、今から50年ほど前に、あのコシヒカリを生んだ福井農業試験場に勤務されていた寺島利夫博士が その田んぼに目をつけ水田の秘密に関する調査が始まりました。

その田は他の田に比べ稲が青々と育ち、一反(1000平方メートル)あたりの収穫量はなんと750kgも採れた上、味が良いとの事でした。
一反あたりの米の平均収穫量は500kgなので、平均よりも1.5倍もの収穫量です。

調査を始めるとカルシウムやマグネシウムなどのミネラル含有量が多い事がわかりました。
また、その美味しさを作り出す正体が「らん藻」(シアノバクテリア)であることを発見。
博士は研究の末、「らん藻」がよく増殖する資材を作り出しました。

さらに、有機化学者、北陸のエジソンと称された酒井弥博士による研究、技術開発にあたった黒田与作氏らの研究開発により、やっとの思いで遂に「ピロール農法」が完成したのです。

現在は黒田与作氏が継いで、ピロール農法を世に伝えているのです。

ピロール農法とは

ピロール農法は有機農法と似ています。
しかし、決定的な差があり、ピロール農法は土壌中において 農薬はおろかダイオキシンまで分解し残留農薬をゼロにする事。

有機農法、自然栽培、自然農法と沢山農法があり、これらに使われる微生物は有機物を餌とし繁殖する従属栄養微生物です。

ですが、ピロール農法ではシアノバクテリア(独立栄養微生物)を使用します。
これは有機物を餌とせず水と太陽光で光合成して繁殖し、地球を害する農薬やダイオキシンも好物とし食してくれる事で分解すると同時に酸素までも放出してくれる環境にも良い農法です。
また、酸素をもらった野菜や稲の根は深く地中に根をはり、シアノバクテリアが栄養の吸収率を高めてくれるためピロール米や野菜は栄養満点です。


身体をアルカリ性に

まず人間の健康時の身体は、ph値7.35〜7.45で弱アルカリ性です。
ph値7.00を中性としph値7.00以下を酸性、ph値7.00以上を弱アルカリ性です。
ピロール米はと言うと弱アルカリ性でph値7.10〜7.50です。
一般的に流通している米はph値6.20〜数値の高い物で6.8となっています。

買ってきた野菜を冷蔵庫の奥に閉まって、放置してしまっていたら、野菜から汁が出てきて腐っていたという事は経験あるでしょうか。
食べ物が腐敗する、劣化するといった現象は酸化が原因となります。

ph値が高くなる傾向は、基本的にビタミン、ミネラルの含有量が大きく関係します。
これは人間の身体にも共通して言えます。

加齢の進行と共に肌の艶が無くなったり、シワが出来たり。
一方で健康面では免疫が落ちて、あらゆる病気を発症、虫歯になる、ニキビが出来て肌が荒れるなどなど。
全ては身体の酸化が原因で生じるのです。


なぜピロール米を推奨するのか

1

お米は昔からの日本人の主食として食べ慣れているため毎日1番多くの消費をすることから身体に大きく影響させる。

江戸時代は1人当たり年間の米の消費量は150kgと歴代トップ。今ある2019年のデータでは年間1人当たり54kgと江戸の頃の約3分の1になってしまった。

2

ピロール米は健康作物でもあり機能性作物でもある。

ピロール玄米には、すべての栄養素がバランスよく含まれています。ビタミン類、鉄分、カルシウムなどのミネラル分、食物繊維など、現代人に不足しがちな栄養素が一般的な米に比べて豊富に含まれています。特にピロール玄米の組成成分は人間の組成成分と相似形であるとも言われ、私たちが必要とする栄養分はピロール玄米だけで事足りると言われています。

3

お米が美味しく、数年経過しても保たれる鮮度。

アミロースの含有量が少ないほど、粘りが出て美味しく感じます。お米の中でも食味の良いものはアミロース含有量が20%前後ですが、ピロール米は18%と粘りがあり、硬く、艶があり、透明感があるという例外中の例外です。
ph値7.10〜7.50の弱アルカリ性の為、数年経過してもph値は6.50前後に保たれ品質を安定し劣化しにくいです。
一般的な米は一年経過すればph値5.00程度まで急激に落ち、酸化し劣化し始めることで味が低下します。
このph値7.10以上をたたき出せるのは、ピロール農法でないと大変難しいのです。

4

たとえ農薬を使っていても残留農薬はゼロで環境にも作物にも良い。

ラン藻(シアノバクテリア)は農薬を分解する働きがあり、土壌中の農薬ならばほとんど分解し水質浄化までしてくれます。
ピロール栽培された米からは、残留農薬が全く検出されません。